内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)の取り組み | 医療法人 むらのクリニック - 大阪市淀屋橋の内科・胃腸内科

 

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)

当クリニックにおける内視鏡検査の取り組み

  • 正確な診断のもと適確な治療
  • 苦痛がないのは当然、一歩進んだ内視鏡
  • 安全と苦痛に対する備え

精度の高い内視鏡検査

内視鏡の検査目的としては(1)「消化器疾患の早期診断と早期治療」だけでなく、(2)「大腸疾患(腸炎・炎症性腸疾患)の適切な治療法を選択するため的確な内視鏡診断」を行うことと考えております。前職(大阪医科大学 消化器内科)では,長きに渡り大腸内視鏡の挿入のみならず,その診断に到るまで,若手医師の指導・教育に携わらせておりました。それらの経験を踏まえて適確な診断、適切な治療をさせていただきます。

最新細径内視鏡

内視鏡検査では、挿入時の患者さんへの負担を、いかに軽減するかが大きな課題です。超小型CCD採用極細経鼻内視鏡スコープは咽頭反射が軽く、挿入時の負担を軽減することができました。しかし、観察時・生検時の暗さが気になっておりました。当クリニックでは、先端部外径5.4mmで、光量UP(2ライトガイド)が図られた軟らかい極細高解像度経鼻内視鏡を導入しており、患者さんに優しい・観察性能の高い内視鏡検査を心がけております。

NBI(Narrow Band Imaging)拡大内視鏡

狭帯域フィルター内視鏡は消化管内視鏡の分野で開発された新しい内視鏡技術です。ワンタッチでこの特殊光を使用し腫瘍の質的診断を行うことが可能となり,検査をsmoothかつより詳細に行えます。さらに約125倍の高解像拡大画像を得ることのできる拡大内視鏡を用いてポリープ表面の凹凸や模様をより詳しく観察することで、癌になる可能性のあるポリープであるか否かを効率的にかつ正確に診断することが可能です。
NBIと拡大内視鏡を組み合わせることで、病変の特徴を色調として捉え、微細ながん病変の早期発見や病変の悪性度診断、病変範囲の精密診断などが可能です。特に大腸の平坦型病変の発見や深達度診断(腫瘍の深さを調べる)に有効であり、不要な切除や、不完全な切除を減らすことができると考えられています。

NBI(Narrow Band Imaging)拡大内視鏡

硬度可変式大腸内視鏡

挿入困難な患者さまに対しても,flexibleな対応が可能で,より優しい内視鏡挿入が可能です。

苦痛なく受けていただくために

患者さまが一番気になるのが、胃内視鏡・大腸内視鏡に対する「不安感」と「恐怖感」であります。当院では苦痛なく検査を受けて頂くため下記のような備えを行っております。

施行医師

大腸内視鏡は、検査に伴う苦痛及び安全性が医師の経験に最も左右されます。熟練した内視鏡学会指導医の2名(院長・副院長,各々約10,000人ほどの内視鏡経験がございます)が施行させていただきます。大阪医科大学では「他院で挿入困難な患者さん」,「苦痛が強かった患者さん」の対応をさせていただいておりましたが,「(無麻酔でも)楽な検査であった」と評価を頂いておりました。

最新内視鏡

当クリニックで使用する内視鏡は最新極細タイプを準備しておりますので、体への負担が非常に軽減されております。検査時間は胃内視鏡で5~10分、大腸内視鏡で15~20分です。

鎮静剤

検査に対する恐怖感が非常に強く、大腸カメラ検査を受けたいが迷っている患者様も多数おられます。そのような患者さんに対しては「眠ている間に検査を行う」鎮静法も行っております。患者さんのご希望に合わせた検査法、鎮静法で、患者様の体型に合わせて最小限の麻酔量を設定し、生体監視モニターを用いて徹底した安全管理を心掛け,苦痛のない安全な検査を心掛けております。

内視鏡用炭酸ガス送気装置(UCR)の使用

通常送気(室内空気)に比べて粘膜から吸収されやすい炭酸ガス(CO2)を使用し、検査後のおなかの張りが無くなります。室内空気では検査中に注入した空気により、検査終了後に腹部の膨満感や不快感を訴える方がおられましたが,CO2送気では腸管内で速やかに吸収されるため検査後の苦痛を軽減します。大阪医科大学で使用した際には下記にお示ししますように非常に楽であったとご好評を頂いております(下図参照)。また、内視鏡用炭酸ガス送気装置(UCR)により内視鏡治療で検査時間が長引いた場合でも、検査後の腹部の張りはほとんど見られなくなります。


大腸内視鏡検査後の腸管ガス像
大腸内視鏡検査後の腸管ガス像

安全に受けていただくために

生体監視モニター

患者さんの検査の始まりから終了するまでの間の血圧測定・脈拍・酸素濃度を自動測定します。当院では検査を受けて頂く全ての患者様に生体監視モニターを装着して頂き,患者様の検査中の呼吸状態・心拍状態を常に把握し,より安全な検査を心掛けております。

最新式内視鏡洗浄機

内視鏡機器の洗浄・消毒は最新式内視鏡洗浄器を導入しており,あらゆる細菌・ウィルスを殺菌するよう万全を期しております。処置具はディスポーザブル(使い捨て)および滅菌器具(オートクレーブ)を使用し、徹底した感染防止対策をおこなっております。

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